鍋土焼成

 通常の焼成(1280℃還元焼成)とは違い、1180℃酸化焼成で焼く窯ですが、通常の作品と違い、直火にかけたり、レンジやオーブンで使用出来る作品が焼成出来ます。

 当教室では年1~2回の焼成を行っています。以下にご紹介するのは全て生徒さん作品です。料理の味に直結する作品です!!

 

炊飯鍋

「陶芸をやっていらっしゃるなら作らないともったいないですよ。」と一番お勧めしているのが炊飯鍋です。実は市販の炊飯鍋は厚さが薄すぎて、正直おいしく炊けない代物ばかりなんです。陶器の土鍋は分厚く作る事で遠赤外線がたくさん出て、ご飯がふっくら炊きあがるのです。

 昔、電子ジャー買替を検討してお店に行ったら、ほとんどの電子ジャーが「土鍋で炊いた様な」って書いてあったので、「ああ、土鍋で炊いたほうが美味しいんだ」と思い、作ってみてびっくり!おかず無しでご飯が1膳食べられる程美味しいんで、私はこれで太りました!

 有名な料亭などに食べに行っても「家のご飯のほうが美味しいよね」って事が多く、我が家よりご飯が美味しいと思えたお店にまだ2店しか出会えていません。是非これは作って下さい!!

 

土鍋

いわゆるオーソドックスな土鍋です。蓋を高くしてタジン鍋にされる方も。こちらも底を分厚く作陶頂き、遠赤外線がたくさん出る様にお勧めしています。

陶板・ほうろく など

 フライパンと同じ様に直火で調理して頂き、そのまま食卓に。ちゃんちゃん焼きやステーキ・ハンバーグ、朴葉焼き、肉野菜炒めなど。特に肉料理は肉の中からふわっと火が入るので、とってもジューシーな肉汁残した調理が得意です。

 グラタン皿などオーブンでの使用も出来ます。

 

アヒージョ鍋

ワインのおつまみのアヒージョを作る専用の鍋です。鍋半分弱くらいオリーブオイルを入れ、ニンニクと鷹の爪をスライスして入れ、沸騰しだしたらアンチョビ2きれを刻んで投入し、30秒後に具材を入れ、2~3分火を通したら出来上がり。お勧め具材はホタルイカやマッシュルーム、カマンベールチーズ丸ごとです。残ったオリーブオイルでそのままボンゴレパスタやアクアパッツアを作ると効率的です。

 

片手鍋

遠赤外線を活用した調理にお勧め。

 

レンジ用の食器

通常の陶器は電子レンジ絶対不可です!確実に陶器の中を破壊していますので、そのうち持っただけで割れるお皿にしてしまいます。土鍋用粘土で作陶頂けたらレンジ使用問題なしです。市販の器でレンジ可の物はこれと同じ土鍋粘土の陶器か、磁器の器なんです。